ゆびのばソックスの糸
今回はゆびのばソックスの糸について書いてみますね。
ゆびのばソックスは、矯正力のある五本指ソックスです。ではどうしてこの矯正力が生まれてくるのかというと、それは糸にヒミツがあるからなんです。
この下の写真、どちらとも天然綿素材の糸なんですが、Aの糸とBの糸どちらがゆびのばソックスに使われているか分かりますか?
答えはBの糸なんです(*^O^*)
これはゆびのばソックスイブに使われている綿糸です。
下の糸は、一般的な綿糸です。
ぱっとみると太さがちょっと違いますよね。
拡大してご覧いただきます。
ゆびのばソックスの方が太くてしっかりと撚ってあることが分かります。
これが矯正力のヒミツなんですね。
写真が実際のゆびのばソックスイブタイプ。ショート丈で、写真の色はベージュです。踝から5cmくらい上まである長さです。女性にぴったり(^^)
では、全部この様な糸を使ってソックスを作れば良いじゃないかという声が聞こえてきそうです。
実はそうなんですが、実際に作るとなるといろいろと問題が出てきます。
三つの理由をそれぞれご説明しますね。
価格が高くなる
まず一番目に挙げられるのが、価格が高くなってしまうことです(>_<)
綿は綿花から作られる天然素材です。
以前、ある大企業が綿を買い占めてしまって世界的に綿の価格が上がってしまったことがありました。太い綿、良質な綿を使うことはそれだけコストがかかってしまいます。
それから染色などの工程を経て織り糸になりますから、どうしてもコストの問題を避けて通れません。
出来るだけお求めやすい価格となるとしっかりした強い糸を使うことが出来なくなります(もちろんゆびのばソックスはより太い糸を使っています)。
価格と糸の質の折り合いをどうやってつけていくのかは企業努力です!
がんばります(^^)
編み上がりが遅くなる
太い糸を丁寧に編み込んでいくには時間がかかります。
ゆびのばソックスはこの糸を一本だけでなく、3本、4本と編み込んでいきますから一日の生産量がどうしても限られてしまいます。
大量生産には向きません。
さらにいうと編み上がりの規格にある程度の幅が生じてしまいます(大きさが違ってきてしまう)。これは天然素材を使っているからこそなのですが、商品として流通させるとなると「規格外」としてはじかれてしまう怖れも出てきます。
だから一双ずつ丁寧に仕上げていかなくてはダメなんです。
機械に負担をかける
太い糸を編み込んでいくと、機械にもそれなりの負担がかかります。
編み込みの機械のメンテナンスやゴミ屑の処理などに手間がかかります。
機械も生きものですから、定期的に手入れをして上げないとしっかりとその能力が発揮できないんですすね。
大きくこの三つの理由から、太い糸を使う「欠点」がおわかりいただけたと思います。
ゆびのばソックスは、この様な難しい工程を経て生産されていますから、足指をきちんと伸ばしていくことが出来るんですね(特許取得済)。
今回は、ゆびのばソックスの糸のヒミツについて書いちゃいました。
こうやって作られるんですね。
ゆびのばソックスが皆さまのお役に立てたら嬉しいです。
「足指伸びてますか~~~」